ラプラスさんは今まで何冊小説を読みましたか?
少なくとも300冊以上の小説を読んだね♪
好きな作家はいますか?
貫井徳郎さんなどだね♪
おすすめの小説はありますか?
では、好きな貫井徳郎小説ランキングを紹介しよう!
私は少なくとも300冊以上の小説を読んだことがあります。
そんな私の好きな作家のうちの1人が貫井徳郎さんです。
貫井徳郎さんは、1993年鮎川哲也賞最終候補となった『慟哭』でデビュー。
2006年『愚行録』、2009年『乱反射』で直木賞候補作。
2010年『後悔と真実の色』で山本周五郎賞受賞した方です。
貫井徳郎さんの作品は、後味が悪く読後感の重い作風が特徴です。
他の作家にはない特徴ですので、ハマると一気に読みたくなります。
実際私自身、大学生の時に『夜想』で貫井徳郎さんを初めて知り、一気に他の作品を読みました。
ぜひ、貫井徳郎さんの小説を読んだことがないあなたにも読んでもらいたいです。
この記事は貫井徳郎さんの小説を100%読んだ私がおすすめする貫井徳郎小説を紹介します。
第5位 『微笑む人』
あらすじ
エリート銀行員の仁藤俊実が、「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を殺害。
amazon
小説家の「私」は事件をノンフィクションにまとめるべく、周辺の人々への取材を始めた。「いい人」と評される仁藤だが、過去に遡るとその周辺で、
不審な死を遂げている人物が他にもいることが判明し……。
理解不能の事件の闇に挑んだ小説家が見た真実とは!? 戦慄のラストに驚愕必至!
ミステリーの常識を超えた衝撃作
ラプラスの一言感想
最後までモヤモヤが残るのもまた一興。
多くの小説は、ラストがはっきりしていますが、本書ははっきりとした結論が出ません。
「本が増えて家が手狭になった」という人を殺すには理解不能な理由を通して、結局、人間は自分が納得できることしか受け入れようとしないことを実感できます。
本書を読んだ後では、凶悪ニュースの受け取り方がかわるかもしれません。
変わったミステリー小説が読みたいあなたにおすすめです。
第4位 『プリズム』
あらすじ
小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。
amazon
彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが……。
万華鏡の如く変化する事件の様相、幾重にも繰り返される推理の構築と崩壊。
究極の推理ゲームの果てに広がる瞠目の地平とは?
『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んで話題を呼んだ衝撃の問題作。
ラプラスの一言感想
5回は再読した大好きな作品です。
『プリズム』という題名がこれほどふさわしい作品もなかなかないでしょう。
見方が変われば犯人も変わる・・・
ぜひ、あなたなりの犯人を見つけてほしいです!
推理小説が好きなあなたに特におすすめです。
第3位 『さよならの代わりに』
あらすじ
「私、未来から来たの」。
amazon
劇団「うさぎの眼」に所属する駆け出しの役者・和希の前に一人の美少女が現れた。
彼女は劇団内で起きた殺人事件の容疑者を救うため、27年の時を超えて来たというのだ!
彼女と容疑者との関係は? 和希に近づく目的は?
何より未来から来たという言葉の真意は?
錯綜する謎を軽妙なタッチで描く青春ミステリ。
ラプラスの一言感想
読むのに熱中して大学の講義に遅れそうになった思い出の作品です。
貫井徳郎さんの小説には珍しく、恋愛要素が入っています。
ラストは本当に切ないです・・・
切ない作品を読みたいあなたにおすすめです。
第2位 『壁の男』
あらすじ
北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。決して上手いとは言えないものの、その色彩の鮮やかさと力強さが訴えかけてくる。
amazon
そんな絵を描き続ける男、伊苅にノンフィクションライターの「私」は取材を試みるが、寡黙な彼はほとんど何も語ろうとしない。
彼はなぜ絵を描き続けるのか――。
だが周辺を取材するうちに、絵に隠された真実と、孤独な男の半生が次第に明らかになっていく。
抑制された語り口ながら、読了後に感動が待ち受ける傑作長編。
ラプラスの一言感想
ラストですべての謎が明かされ、胸が締め付けられるような痛みを覚えます。
なぜ主人公が絵を描き続けるのか、その切ない理由に涙します。
本当に素晴らしい作品です。
そして、心に残るような文章も多くあります。
その中の1つを紹介します。
「才能の有無で人の価値は決まらず、何をしたかが大事」
ミステリーとして楽しめただけではなく、私に人生の教訓を教えてくれた作品です。
1人でも多くの人に読んでもらいたい至高の作品です。
第1位 『追憶のかけら』
あらすじ
600ページを一気読み!!!
amazon
どんでん返しは
何回あるのか!?
終戦直後と現代が複雑に絡み合う驚愕と感動のミステリ巨編!
話が四転五転六転する!? 絶望の泥沼からの脱出!
事故で妻を喪い、失意のどん底にいた大学講師・松嶋は、自殺した作家の未発表手記を入手。離れ離れになった娘と一緒に暮らすために、作家の自殺の真相を究明し、名を上げようとするが……。
複雑に絡み合った謎の果てに辿り着いた真実とは?
ラプラスの一言感想
いったい何度どんでん返しがあるのか!というくらいどんでん返しがある作品です。
私はどんでん返しがある作品が好きなので『追憶のかけら』が堂々の1位です。
未発表手記と現在の話で2冊分楽しめる作品です。
ラストの妻からの手紙は感動必至です!
どんでん返しがある作品が好きなあなたにおすすめです。
貫井徳郎小説ランキング まとめ
- 第1位 『追憶のかけら』
- 第2位 『壁の男』
- 第3位 『さよならの代わりに』
- 第4位 『プリズム』
- 第5位 『微笑む人』
あなたも読んでみたい貫井徳郎さんの小説はあったでしょうか?
惜しくも5位には入りませんでしたが、他にも『新月譚』や『邯鄲島遥かなり』など素晴らしい作品が多いので、ぜひ1冊でも読んでみてください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました♪
貫井徳郎さんの小説『邯鄲の島遥かなり』はこちらの記事で紹介しています。
コメント