ラプラスさんは年間50冊程度、本を読むのですよね
2022年に読んだ小説の中でおすすめの小説はありますか?
嬉しい質問だね!
では、『2022年に読んだ小説ランキング ベスト5』を発表しよう♪
私は本を読むことが好きで、年間50冊程度の本を読んでいます。
本当に世の中には素晴らしい小説が数多くあります。
今回は私が2022年に読んだ小説の中からあなたにおすすめの小説をランキング形式で紹介します。
あなたの琴線に触れる小説が一冊でもあることを切に祈っております。
第5位 『invert II 覗き窓の死角』(相沢沙呼)
あらすじ
5冠獲得ミステリ『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、発売即重版10万部突破『invert 城塚翡翠倒叙集』に続く、シリーズ3作目!
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反転、再び。
あなたは探偵の推理を推理することができますか?
嵐の山荘に潜む若き犯罪者。そして翡翠をアリバイ証人に仕立て上げる写真家。
犯人たちが仕掛けた巧妙なトリックに対するのは、すべてを見通す城塚翡翠。
だが、挑むような表情の翡翠の目には涙が浮かぶ。その理由とはーー。
ミステリランキング5冠『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、発売即重版10万部『invert 城塚翡翠倒叙集』に続く待望の第3作目。
犯人視点で描かれる倒叙ミステリの金字塔!
ラプラスの一言感想
本作品は『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、『invert 城塚翡翠倒叙集』に続く3作品目です。
主人公である城塚翡翠の秘密が徐々に明かされてきて楽しめました。
2話収録されていますが、1話目は可もなく不可もなく・・・
2話目がよかったです。
城塚翡翠の殺人という犯罪を絶対許せない意志が素晴らしかったです。
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』と『invert 城塚翡翠倒叙集』を読んだあなたなら、読んでも後悔しない一冊です。
1作品目の『medium 霊媒探偵城塚翡翠』についての内容はこちらの記事を参照ください。
第4位 『汝、星のごとく』(凪良ゆう)
あらすじ
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
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ラプラスの一言感想
主人公暁海(あきみ)と櫂(かい)の半生を描いた感動の小説です。
人生は選択の連続で、その選択次第で人生は大きく変わると再認識させられました。
暁海と櫂には、人生で大きな選択を迫られる場面が何度もありました。
その時々で、彼らは悩み苦しみ人生の選択をしていきます。
結果として、彼らの人生は大きく変わっていくのです・・・
人生には「if」がないとはわかっていますが、「if」があればこの2人はどうなっていたかと考えさせれれました。
同時に自分の人生の「if」についても考えさせられました。
今現在人生の選択に悩んでいるあなたにおすすめの一冊です。
第3位 『硝子の塔の殺人』(知念実希人)
あらすじ
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、
刑事、霊能力者、小説家、料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、
圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。著者初の本格ミステリ長編、大本命!
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ラプラスの一言感想
ラスト70ページにワクワクドキドキしました。
伏線回収が見事です。
始めに事件の真相が語られたときに、正直、疑問が残っていました。
なぜあの人は、あの時にこういう発言をしたんだろう・・・
この事件の謎は解決していない・・・
などなど
しかし、ラスト70ページですべての伏線が回収されます。
本当にきれいさっぱり、すべての謎が解けます。
ここでネタバレができないのが、本当に残念で残念でたまらないくらいのラストです。
どんでん返しが好きなあなたにおすすめの一冊です。
『硝子の塔の殺人』についてはこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
第2位 『紙の梟』(貫井徳郎)
あらすじ
ここは、人を一人殺したら死刑になる世界――。
私たちは厳しい社会(harsh society)に生きているのではないか?
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そんな思いに駆られたことはないだろうか。
一度道を踏み外したら、二度と普通の生活を送ることができないのではないかという緊張感。過剰なまでの「正しさ」を要求される社会。
人間の無意識を抑圧し、心の自由を奪う社会のいびつさを拡大し、白日の下にさらすのがこの小説である。
ラプラスの一言感想
死刑制度について考えさせられる小説です。
今現在、国際的には死刑が廃止される方向にあるとされていますが、本小説は死刑制度を厳しくしたと仮定した世界の話です。
あまりにも簡単に死刑になる国になった場合のことが、現実的に描かれています。
私自身は死刑に反対ではありませんが、果たして死刑制度は本当に正しいのか、と考えさせられました。
人が人を裁く難しさを感じた小説です。
日本の死刑制度について考えたことがあるあなたにおすすめの一冊です。
第1位 『傲慢と善良』(辻村深月)
あらすじ
婚約者・坂庭真実が姿を消した。
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その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。
「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品。
ラプラスの一言感想
私が今まで読んだ小説の中で最も心に刺さった小説です。
私自身、結婚せずに一人で生きていくことに何の疑問も持っていませんでした。
しかし、この小説を読んでふと「自分は一生一人で過ごすのか」と思うと、恐怖を覚えました。
本書の一文を紹介します。
かつての恋人が、これから誰かと生涯をともに過ごすというのに、自分は一生一人で過ごすのか。ひとたびそう考えると、自分の四十代、五十代、この先のことが恐ろしくてたまらなくなった。
誰かと一緒に生きたい。
自分と生きてくれる誰かと、家庭を持ちたい。
この言葉が刺さった30代未婚のあなたにおすすめの一冊です。
『傲慢と善良』についてはこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
2022年に読んだ小説ランキング ベスト5
- 第1位 『傲慢と善良』(辻村深月)
- 第2位 『紙の梟』(貫井徳郎)
- 第3位 『硝子の塔の殺人』(知念実希人)
- 第4位 『汝、星のごとく』(凪良ゆう)
- 第5位 『invert II 覗き窓の死角』(相沢沙呼)
私が2022年に読んだ小説の中からおすすめの小説をランキング ベスト5を紹介しました。
あなたの琴線に触れる小説はあったでしょうか?
一冊でもあったことを切に祈っております。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました♪
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